2大都市を鉄道旅で知ろう! みなさんは生活内で頻繁に電車を使いますか?特に大都市では、居心地の良い生活を送るには不可欠なツールと言えるでしょう。毎日仕事や勉強に行くために電車を使う場合、失った時のことを考えることすら難しいでしょう。 今日のブログでは、観光の観点から鉄道の旅に焦点を当てて行きたいと思います。ヨーロッパでは各国の鉄道会社がそれぞれ異なるチケットの種類や割引を提供しています。もちろんスペインの電車旅行を楽しむためのいくつかのヒントがございます。今回はスペインの2大都市であるマドリードとバルセロナの壮大で貴重な都市を電車で訪れる方法をご紹介させていただきます。 スペイン国鉄RENFE スペインの国営企業、RENFEは旅客列車と貨物列車を運行しています。「レンフェ」という名前は、1941年1月24日のスペイン鉄道の国営化の前身、旧スペイン国立鉄道ネットワークRENFE(Red Nacional de los Ferrocarriles Españolesの頭字語)の名前が元になっています。 新幹線を始めとする電車の切符はレンフェのウェブサイトで購入できます。往復チケットや早割などいくつかの割引があり、空席によって価格が変動(時には半額以下になることも)するため、格安チケットで旅する最善の方法は早めに旅行日を決めること。また海外のクレジットカードも対応しており、購入後はeチケットがメールにて送られてきます。 また4人以上の乗客のためのグループチケットも存在しています。検索フィルターに適切な旅行者人数を入力することが必要ですが、希望するクラスを選択した後に「4 o más」の表示がされ、まさにこれが4人以上のグループチケットを意味します。 なお等級は基本的にTurista、Turista +、Preferenteの3つのクラスに分かれています。飛行機の座席クラスのようで、Turista +はファーストクラスとセカンドクラスの中間を指しています。つまり座席はファーストクラスのものと同じですが、サービスはセカンドクラスのものとほぼ同じとなります(大きな点として食事サービスは含まれません)。 Eurail Passを知っていますか? 旅行中に何度も電車に乗る場合、最適なチケットオプションの一つはユーレイルパスです。このパスはEU圏外の市民に適用されます。仮にヨーロッパに住んでいる場合は、別のインターレイルパスをご確認ください。基本的に高速鉄道を始めとする電車を無制限に利用でき、年齢、利用日数、旅行国によって料金が変動します。29のヨーロッパ諸国から1つの有効な国を選択することが可能です。 さらに多くの国を旅行するために、ヨーロッパ33か国で有効になる素晴らしいチケットGlobal Passがあります。 通常各パスには美術館、シティカード、ホテルの割引が付属として付いてきますので、旅行計画前にどのような割引があるか確認するのがおすすめ。とても便利なクーポンとして活用できます。 一方ご使用前にいくつか確認事項があるのでご注意ください。ヨーロッパは使用する国によって鉄道のルールが大きく異なります。具体的な例を挙げると、スペインで高速列車に乗る際、駅や適切な旅行代理店で席の予約することが必須で、自由席というものが存在しません。鉄道会社RENFEが座席番号で定員を管理しているため、座席指定券の番号が振られたチケットがないと電車に乗ることができないのです。一方でドイツのように、日本と同じように自由席が存在している国もあります。 駅にて… 駅と言えば、マドリードにはチャマルティンとアトーチャの2つの主要駅があります。チャマルティンは基本的にスペイン北部に行く列車で、アトーチャは東と南に行く際に利用する駅です。したがって、バルセロナに行きたい(から到着したい)場合は、電車が停車するのはアトーチャ駅でしょう。 ちなみにバルセロナには主要駅が1つ(サンツ駅)しかないので、ご安心ください。 電車移動の利点の1つは、市内にある駅に到着できることです。駅は空港に比べて、一般的にホテルや観光地までの距離が短いです。マドリードとバルセロナの3つの駅は全て空港駅に接続していますが、空港使用料が加算され、少なくとも市内中心部への移動に30分かかります。電車移動は市内ですぐに休憩できたり、町への到着が遅くなった場合でもすぐに別の観光地やホテルに移動できます。 ちなみに、どうやってこの2大都市を巡るご予定でしょうか?ツアー観光にご興味がある方は、ぜひツアーリングパンダが運営する少人数制のツアーをチェックしてみてください。マドリードとバルセロナでいくつかのツアーを提供しており、各ツアーは地元ツアーガイドが主催しているので、実際のスペインの生活と文化の違いを知る貴重な瞬間となるでしょう。 格安AVEについて このブログの最後はスペインの最新の列車ニュースで締めくくりたいと思います。2020年に主に流行ったコロナウイルスの影響で、低コストの列車プロジェクトの設立がだいぶ遅れをとっておりますが、2021年の最初の数か月にスペイン政府はAVLOと呼ばれるプロジェクトを開始する予定です。特にこのプロジェクトは、マドリードとバルセロナの2つの大都市間を移動するのに役立ちます。 チケットの販売は年明けから始まると思われるので、この前向きなニュースを頻繁にチェックすべきでしょう。この電車ではマドリードとバルセロナ間をリーズナブルな価格で移動するのに役立ちます。ご興味湧いてきましたか? 今回のブログ投稿はお気に召しましたでしょうか?ぜひご友人にもシェアし、パンダブログからより多くのヒントを学びましょう!地元の視点から街中で楽しむヒントを発見するためにツアーにご参加いただくこともできます。パンダクーポンで10%の割引をゲットしましょう! クーポン: JAPAN10 Facebookをフォローして最新情報をゲットしよう!
バルセロナから鉄道旅
バルセロナを拠点に巡れる街 ガウディの街として知られるバルセロナ、多くの人々が行くことを夢見ているのではないでしょうか?今回のブログでは、バルセロナが位置するカタルーニャ州内の都市をもっとたくさん旅するため、旅行に役立つヒントをご紹介いたします。ここでは人気のある公共交通機関の1つ、鉄道に焦点を当てていますので、このブログを読んだ後、きっと新しいアイデアで持ち、視野を広げてプランを立てられるでしょう。 さて、他のカタルーニャの都市と言われて、パッと思い浮かべられる著名な街は歴史的建造物の多いジローナとタラゴナではないでしょうか。 そこには何があるの? 今回知れる旅行のヒントとは? さぁ、スペイン第二の街からの電車の旅とこれらの街のヒントを学んでいきましょう! スペイン国鉄RENFE スペインの国営企業、RENFEは旅客列車と貨物列車を運行しています。「レンフェ」という名前は、1941年1月24日のスペイン鉄道の国営化の前身、旧スペイン国立鉄道ネットワークRENFE(Red Nacional de los Ferrocarriles Españolesの頭字語)の名前が元になっています。 新幹線を始めとする電車の切符はレンフェのウェブサイトで購入できます。往復チケットや早割などいくつかの割引があり、空席によって価格が変動(時には半額以下になることも)するため、格安チケットで旅する最善の方法は早めに旅行日を決めること。また海外のクレジットカードも対応しており、購入後はeチケットがメールにて送られてきます。 旅行者にとって電車移動は、時間の節約にも本当に役立ちます。もちろん、バルセロナから電車で旅行するのも便利です。例えば首都マドリードまでは3時間以内で移動でき、さらにこれは鉄道の利点ですが、駅が都心に位置しているため空港からの移動時間が大幅に削減できるため、すぐに市内の好きな場所へ行けるので大変効率的です! カタルーニャ州について知ろう バルセロナはガウディの街として知られていますが、到着後最初に気付くことは山や海に囲まれた多様な風景があることです。実際地中海が小説や雑誌によく登場しています。海はイベリア半島の南側の海岸全体と繋がり、地元の人々の性格にも影響を与えてきました。もちろん文化を形成した多くの文明と習慣の始まりであったと言うことができ、こうして今日まで独自の言語、カタルーニャ語を始めとする複数の言語を含む歴史を織り交ぜてきたのです。 海だけではなく、北部にはカタルーニャのピレネー山脈が自然の国境として堂々とそびえ立っています。ここでは田舎の世界が新しい訪問者と共存し、18の自然公園あります。 実際のところカタルーニャ州周辺を訪れるといつも新しい発見があります。一度に全てを見ることはなかなか難しいですが、そうであっても選択肢をたくさん持つことができます。ここは簡単に旅行できる小さな地域。公共交通機関を利用して北から南へ移動できます。組み合わせは無限大、ビーチと山、都市と田園地帯、2つの都市を組み合わせ…旅行に差し色を与えます。 タラゴナ カタルーニャには訪れるべきたくさんの場所がありますが、今回は鉄道旅のヒントを活用するべく、バルセロナから電車で行ける2つの都市を選択いたしました。どちらも歴史的な街、独自の文化として知られている訪れる価値のある場所です!! 最初に紹介させていただく都市は、カタルーニャの最南端の大きな街であるタラゴナ。温暖な気候のおかげで、年間平均気温は18ºC(夏は25ºC、冬は12ºC)、きれいな黄金の砂と独特の芸術的および建築遺産、きれいなビーチはユネスコの世界遺産に登録されています。ここはヨーロッパで最も重要な観光の中心地の1つです。 それでは街の歴史を簡単に見ていきましょう。ローマ人がイベリア半島に到着した際、領土に植民地を設立し、スペイン東海岸で最も重要な地タラッコを作りました。植民地は紀元前217年に設立され、交通の要所であったことも功を奏し、後に重要な権力の中心となります。そのためこの地にはこの美しい自然環境を背景に歴史に関連する建物がたくさんあるのです。 設立から2,000年経った我々の時代でも、これらの生き残った素晴らしい遺産を鑑賞することができます。ローマ時代の古い壁に沿って散歩したり、かつての集会場に行ってみたり、ローマ時代の水道橋の上を歩いたり、円形劇場の中を散策したり…。特に地中海の青い色を背景にしたローマの円形劇場は市内での必見ポイントの一つです。 バルセロナから電車で行く際、ローカル線が毎時間出ているので、手軽に利用することができます(チケットは5,25€)。乗車時間は約1時間!高速鉄道のAVEで行くと、市内中心部から遠く離れたカンポ・デ・タラゴナ駅に到着するので要注意。この駅から市内に移動するためには、バスや普通電車の乗り換えが欠かせませんので、切符を購入するときは必ず行き先を確認してくださいね。 ジローナ 2つ目の場所はカタルーニャ州で興味深い街の1つ、ジローナ。2つの堅固な砦、要塞と中世地区を通して、2,000年以上の歴史をもつ街を散策することができます。 市内で見つけられる要塞は現地でフォルサ・ベジャ(Força Vella)と呼ばれ、ローマ時代に創設され、中世時代(14世紀〜15世紀)に城壁の拡張工事が行われました。今日まで生き残った数多くのモニュメントに街の芸術的遺産が保存されています。街の必見ポイントはその美しい通りとガッレリアのある広場が印象的な古いユダヤ人地区です。 またこの街の料理は地元の食材とクラシカルなレシピを使用した伝統的な料理とモダンな料理の組み合わせが特徴で、その卓越した多様性で知られています。市内ではカタルーニャ料理、地中海料理、市場、特別な日にいただきたい料理など、幅広い料理を提供するレストランがあります。 今や街の美食は国際的な品質モデルとなり、有名なレストランマガジンで世界のベストレストランとして紹介されている、ミシュランの星を獲得したレストラン、エル・セラー・デ・カン・ロカ(El Celler de Can Roca)があります。 もし食べるべきものを一つ選ぶなら、地元スイーツであるチュチョ(カタルーニャ語ではxuixo)。クレマカタラーナを詰め、円筒形のコロネのような生地をオリーブオイルで揚げたものです。仕上げに砂糖でコーティングしているため、フォトジェニックなお菓子。ホットコーヒーや紅茶と共にいただけると舌に甘い味が残りすぎず、最高の休憩時間になります。 バルセロナから鉄道で旅をする場合、毎時間発車している電車で1時間10分移動します。チケットもわずか8.4€で入手できるので、コスパもいい日帰り旅行が可能です。 今回のブログ投稿はお気に召しましたでしょうか?ぜひご友人にもシェアし、パンダブログからより多くのヒントを学びましょう!地元の視点から街中で楽しむヒントを発見するためにツアーにご参加いただくこともできます。パンダクーポンで10%の割引をゲットしましょう! クーポン: JAPAN10 Facebookをフォローして最新情報をゲットしよう!
モンセラット バルセロナからの行き方
バルセロナからモンセラットへ行こう! 日帰りで観光するヒント バルセロナ行きの飛行機に乗る際、窓側の席を予約するのがおすすめ。窓側のおすすめポイントは窓越しにバルセロナの景色を眺めると、波状の雲の下に突如現れる雄大なシルエット。それは巨大な石のこぎりのように堂々とそびえるモンセラットの山、平原の土地の中で際立った存在です。その曲線的な形状は畏怖と称賛を同時に呼び起こし、世界中からの訪問者を魅了するほど印象的です。 さらにモンセラット の最上部から眺める景色はまさに絶景の一言。人生で目にする美しい自然の絶景の1つです。今週のブログでは、ツアーリングパンダがバルセロナからモントセラットの訪問を簡単にすべくヒントを集めました。忘れずにメモを取り旅行計画の参考にしてくださいね。 バルセロナからどうやってモンセラットに行く? バルセロナからモントセラットへのアクセスは電車で行くのが簡単です。電車とラックレイル式の電車がセットになったチケットが駅で販売されているので、この乗車券を手に入れるのがお買い得かつ早い行き方です(ツアーをご希望の場合はこちらから)。 電車はスペイン広場駅から出発します。バルセロナでは電車が3種類あるのですが、今回は駅に到着したらFGC列車(カタルーニャ鉄道)を探してR5に乗りましょう。電車は毎朝8時36分から夕方まで出発しているので、割と時間にはフレキシブル。降車駅はモンセラットの最寄駅であるMonistrol de Montserrat駅、乗車時間は約50分です。この駅でラックレイル式の電車(Cremallera de Montserrat)に乗り換え、岩の多い風景をさらに20分移動します。あまり早く着きすぎると時期によってはラックレイルが運行前かもしれないので時間には注意しましょう! 奇岩で覆われた山道を登るラックレイル式の電車での旅は素晴らしい景色を楽しむことができます。他にもケーブルカーで登山できるのですが、その場合はMontserrat Aeri駅での乗り換えが必要です。いずれの行き方でも約1時間でバルセロナの中心部からモントセラットまで移動できます。 モンセラットに到着後、黒マリアが祀られている修道院の訪問が欠かせないこと。時間帯によっては少年合唱団がコーラスを行うのでとても美しい歌声を聴くことができます。それ以外にも、美術館、レストラン、カフェ、そして雄大な自然が作り出した傑作を散策できるハイキングルートもあります。そのためモントセラットの滞在時間は少なくとも6〜8時間がおすすめです。 バルセロナから行くモンセラットのデイリーツアー スケジュール管理や食事の場所など全て事前に決まっているグループツアーに参加して旅行したい場合は、毎日ツアーを運営している会社がいくつかあります。 スケジュールや価格はオプションごとに異なりますが、おすすめできるものを下記にいくつかご提案いたします。 最も便利な選択肢は、ほぼ毎日カタルーニャ広場から出発するモンセラットへのガイド付きツアー(Tiqets)です。担当するガイドさんが市内中心部から山まで引率し、モンセラットの修道院で定期的に開催される子どもたちの合唱を聞きに行きます。修道院見学とコーラス、メインエリアを紹介した後には、自由時間が設けられているため、バルセロナに戻る前の2時間をお楽しみいただけます。 その他コロニア・グエルの地下礼拝堂など、近くの観光地を合わせて巡れるツアーもあります。ここでおすすめしたいツアーは、モンセラット周辺のワイナリー訪問を兼ねた終日ツアーです。山岳地帯周辺のペネデス地方には葡萄畑が広がり、製造されるワインは高く評価されているため、日帰り旅行にぴったりです。 変わったこと体験!? 熱気球に乗ってみませんか? 自然と文化遺産に恵まれたモントセラットでは、ユニークな体験をすることも可能です。バルセロナ旅行の記念する瞬間を探しているなら、空から奇岩の囲まれた一帯を見下ろしてみませんか?バルセロナの上空からモントセラットを見るのには熱気球体験がベスト。 年間を通じてほぼ毎日、素晴らしいフライトを楽しむ小さな旅行を企画している会社(Tiqets)があります。ツアーは早朝に出発、プライベートバンでモントセラットに旅行するガイド付きツアーです。山のメインの絶景を堪能した後、空からの景色を楽しむ準備を整えます。気球が上昇する間、騒音から徐々に離れ世界が沈黙する変化を肌で感じられるのは印象的で忘れられない経験です。もちろんこの岩の多い景色を上から眺める瞬間は家に帰るときには最も大切にしたい思い出の1つになります。一生に一度の体験で旅を締めくくりたいなら、ぜひ体験してみてくださいね! これらはバルセロナからモントセラットに行くためのいくつかの方法にすぎませんが、もちろん他にもオプションがあります!他のオプションを知りたい場合、もしくはモントセラットについてご質問がある場合は、このブログにコメントを残してお知らせください。日帰り旅行の計画にお役立てさせていただきます。もちろんお問い合わせフォームからメッセージを送信いただいても構いません。 今回のブログ投稿はお気に召しましたでしょうか?ぜひご友人にもシェアし、パンダブログからより多くのヒントを学びましょう!地元の視点からマドリードとバルセロナの街中で楽しむヒントを発見するためにツアーにご参加いただくこともできます。パンダクーポンで10%の割引をゲットしましょう! クーポン: JAPAN10 Facebookをフォローして最新情報をゲットしよう! マドリード&バルセロナのツアー マドリードのツアー バルセロナのツアー
日帰り旅行 トレドの行き方&すべきこと
マドリードからトレドへ日帰り!古都を冒険するヒント かつてのスペイン政府は敵が襲ってくる際に抵抗できるよう、国内の重要な都市を策略的に配置しました。現在首都であるマドリードがスペイン国内の中心部にあることも、その歴史的背景を考えると頷けますね。その戦略が現在に至るまでも生き、マドリードを拠点に日帰り旅行がしやすくなり、国内でも美しい都市に訪れるためには理想的な都市であることは間違いありません。 ところで日帰り旅行の目的地で理想的な場所の一つは間違いなく、古都トレドでしょう。世界史でも登場するスペインのかつての首都は古い街並みがきれいで、いい雰囲気の市内。観光地としても大変人気のある場所です。今回のブログ投稿では、ツアーリングパンダがマドリードからトレドで日帰りで楽しむためのヒントを集めました。あなたがトレドにアクセスする方法と到着したら何をすべきかについて情報を集めているのであれば、このブログがきっとお役立てできると思います! どうしてトレドに行くべきなの? トレドはスペイン国内では古い都市の1つで、フェリペ2世が首都をマドリードに遷都する前まではスペインの首都として機能していました。そのため今ではトレドは隠された秘話がたくさん詰まった、旅行では行っておきたい観光地。アルカサルが丘の上にそびえ立つ旧市街の絶景は、来てよかったなと思わせる価値ある旅を約束してくれます。 さらに3つの文化が入り混じる古都には、ヨーロッパで最も印象的なトレド大聖堂(スペイン語ではカテドラル)があり、中世の雰囲気が残る街並みからスペイン美術の巨匠の1人であるエル・グレコの住居を探すことができます。ルネサンス期の巨匠の最高傑作、サント・トメー聖堂で見られる「オルガス伯の埋葬」も必見です。 マドリードからトレドの行き方 マドリードからトレドの行き方で一番簡単なのは電車で行くことです。マドリードのアトーチャ駅からトレドへの列車の料金は片道8,35€〜13,90€(1,700円以下)で、所要時間は約35分。乗車券はスペイン国鉄のウェブサイトで簡単に購入することができます。このサイトは日本のクレジットカードも使用できる点が良いところ。 列車は午前6時50分から午後9時50分まで頻繁に運行しており、トレドからの復路も午後10時23分まで走っています。トレドに電車で到着したら、タクシーまたはバス5番線でソコドバー広場へ行き、広場からスペインの古い首都の散策をスタートすることができます。 他の交通手段としてバスと言う選択肢があります。マドリードからトレドまでは片道5,55€(700円以下)で格安に移動することができますが、所要時間は電車よりも長くなります(50分から1時間30分)。トレド市内は1日で巡ることができますが、夜景もゆっくりと楽しめるよう遅めの時間に発車する電車やバスを予約しておくことがおすすめです。 絶対に行きたい!アルカサル訪問 アルカサルは軍事作戦上の理由で丘の上に建設され、高いところから街を見下ろして市民を見守っています。アルカサルの礎石はイスラム勢力がスペイン国内を制圧していたレコンキスタ前の時代のもの。ちなみアラビア語ではアルカサルは「要塞」を意味し、都市を部外者や侵略から守るために構築した歴史があります。 その歴史を通じて、アルカサルはイスラム勢力が侵略してくる時代前からスペイン内紛まで長い期間、古都を防御するために機能してきたと言えます。トレドの包囲はスペイン内戦の最長のエピソードの1つであり、歴史の一章に関連性の高い部分を持つ場所でもあります。世界史好きの人には欠かせない歴史観光スポットであることをわかっていただけましたでしょうか? ちなみにかつての要塞であったアルカサルはスペイン軍博物館になっています(入場料5ユーロ)。 トレドのカテドラル トレドの大司教座の置かれた聖マリア大聖堂は、スペインで最も重要な建築物の1つ。フェルディナンド3世は1,226年に建設を命じ、建設工事は1493年まで250年以上も続きました。長年の工事を終え竣工したトレドの大聖堂はブルゴスやセビリアと並ぶスペインで最も重要な3つのゴシック様式の大聖堂の1つ。 大聖堂に入場する際には入場券が必要ですが、様々な種類のチケットがあり、全ての重要ポイントを巡るツアーに参加することもできます(入場券:10ユーロから12.5ユーロ 1,500円以下)。 エル・グレゴのレガシー スペインルネサンス期の美術界の巨匠であるエル・グレゴの本名はドメニコス・テオトコプロースト。ギリシャで生まれ、 26歳になるまでクレタ島に住んでいました。その後、36歳でスペインのトレドに移住する決心をするまでイタリアのいくつかの都市を転々としていました。亡くなったのもトレドの街です。 彼の仕事のほとんどは宗教施設から依頼案件。彼はアートを通して、ヨーロッパで重要な最高傑作に数えられているキリスト教への献身の一場面と肖像画のを再現しました。エルグレゴは偉大なルネサンス期のイタリアの巨匠から絵の技術を学びましたが、残念なことに作品は彼の存命中は世に認められることはありませんでした。 エル・グレコ(スペイン語で「ギリシャ人」を意味するあだ名)は、生きていた際にはその作品が多くの人に広まることはありませんでしたが、美術界が誇る天才画家の一人。トレドを訪れると、サント・トメー教会のエンティエロ・デル・コンデ・オルガス(オルガズ伯の埋葬)を通して最高傑作を鑑賞できます。 観光列車でトレドの絶景を楽しもう! トレドに到着して市内散策をスタートする前に、街の概要を知る理想的な方法があります。それはソコドバー広場から観光列車に乗ること!30分毎に運行があり(乗車券は10€ 1200円以下)、川を渡って遠くに見える街を車窓からのんびりと眺める最適な方法です。 またトレドの郊外からはスペインの歴史の中で難攻不落の場所の1つであるこの高貴な町の素晴らしい景色を見ることもおすすめ。個人的に朝の景色がおすすめで、朝日に照らされたまるで絵画のような美しい街並みを背景に記念撮影した学生時代の思い出がありありと蘇ります。 トレドへ行ってみたくなりましたでしょうか?このブログ投稿はお役立てできましたでしょうか?何か疑問やご質問がある場合は、ぜひコメントを残してください、すぐにご返信させていただきます! 日本からの持ち物をマドリードに置いて、日帰り旅行で行くトレドのヒントが気に入ったら、友達にシェアしパンダブログでもっとヒントを学んでください。地元の人の視点からマドリードとバルセロナの楽しみを見付けるためにツアーにもご参加いただけます。 マドリード&バルセロナのツアー マドリードのツアー バルセロナのツアー